PDF本体は通常の編集処理のために運営者サーバーへ保存しません

現在公開している通常のPDF編集機能では、選択したPDFファイル本体、PDF本文、編集内容を、編集処理のために運営者サーバーへアップロードして保管する設計にはしていません。PDFはユーザーのブラウザ内で読み込み、編集後のPDFもブラウザ内で生成してダウンロードします。

ただし、Webアプリを表示するためのHTML・JavaScript、PDF処理ライブラリ、アクセス解析、広告などの通信は別に発生します。「PDF本体をアップロードしない」ことと「Webページが一切通信しない」ことは同じではありません。

外部ライブラリ・アクセス解析との違い

編集画面ではPDF表示・編集のためのJavaScriptライブラリを外部CDNから読み込む場合があります。また、利用状況の把握や広告配信のために外部サービスへ通信する場合があります。

これらの通信と、ユーザーが選択したPDFファイル本体の編集処理は分けて設計しています。ブラウザのNetwork画面を使って通信先を確認する方法は、ブラウザでPDFを編集するメリットと注意点で公開しています。

白塗りは機密情報を完全削除する「墨消し」ではありません

PDF Geckoの白塗りは、PDFページ上へ白い矩形を重ね、元の文字を見た目上隠すための機能です。元PDF内部の文字情報を復元不能な形で除去する専用のredaction(墨消し)機能ではありません。

氏名、住所、口座番号、顧客情報などを外部共有前に完全削除する必要がある場合は、白塗りを代用せず、真正な墨消し機能を持つツールを使用してください。

通常保存でも元PDFの機能が保持されない場合があります

2026年9月12日の検証では、2ページの検証PDFへ文字を追加して保存した結果、追加文字と元の検索用文字は再検出できましたが、元PDFに含めたリンク注釈1件とフォーム部品1件はいずれも0件になりました。

つまり「テキストだけ編集したから、リンクやフォームは元のまま残る」とは限りません。電子署名、フォーム、リンク、注釈などが重要なPDFでは、保存後の完成ファイルを基準に安全性・完全性を判断してください。

操作によって保持されないPDF機能があります

操作保存後の注意点
テキスト編集・追加フォント、位置、検索・コピーの状態が元PDFと同じとは限りません。検証用PDFではリンク注釈とフォーム部品も保持されませんでした。
ページ並び替え・結合元ページを新しいPDFへ再配置します。検証用PDF2部の結合ではリンク注釈とフォーム部品が0件になりました。
圧縮ページをJPEG画像として再生成するため、文字選択・検索、フォーム、リンクは保持されません。入力によっては容量が増える場合もあります。

機密PDFを扱う前の確認

  1. 会社・学校など所属組織の情報管理ルールでWebサービス利用が許可されているか確認します。
  2. 共有PCや他人の端末では機密PDFを扱わないでください。
  3. 元PDFを複製して残し、上書きしないでください。
  4. ブラウザ拡張機能やクラウド同期フォルダなど、端末側の環境も確認してください。
  5. 問い合わせ時は、機密PDFそのものではなく個人情報を含まない再現用サンプルを優先してください。

保存後は最終ファイルそのものを確認してください

編集画面の表示だけで判断せず、保存したPDFをいったん閉じて開き直してください。用途に応じて、文字位置、ページ順だけでなく、文字検索、コピー、リンク、フォーム、署名など必要な機能も確認してください。

同じ条件で確認できる検証用PDFと、追試手順・実測値も公開しています。