ブラウザでPDFを編集するメリットと注意点
PDF Geckoの通常編集はブラウザ上でPDFを読み込みます。一方、ページ表示に必要なライブラリやアクセス解析など、PDF本体とは別の通信は発生します。
「ブラウザ処理」と「通信が一切ない」は同じではありません
PDF Geckoでは、通常のPDF編集で選んだPDFファイル本体・PDF本文・編集内容を、編集処理のために運営者サーバーへアップロードして保存する設計にはしていません。PDFはブラウザ内で読み込み、編集後のPDFもブラウザ内で生成してダウンロードします。
ただし、Webアプリ自体を表示するためのHTML・JavaScript、PDF処理ライブラリ、アクセス解析、広告などの通信は別です。「PDFファイルをアップロードしない」と「Webページがオフラインで動く」は別の話として確認してください。
PDF Geckoが読み込む主な外部ライブラリ
現在の編集画面では、PDF表示・編集のために jsDelivr から PDF.js、pdf-lib、fontkit、pako などのJavaScriptライブラリを読み込みます。これらはアプリを動かすプログラムの取得であり、選択したPDFファイル本体を同じ場所へ送信する処理とは区別されます。
また、サイトでは利用状況の把握や広告関連のために外部サービスへ通信する場合があります。取り扱う情報の範囲はプライバシーポリシーで説明しています。
自分のブラウザで通信を確認する方法
Chrome / Edgeでは、開発者ツールのNetwork画面を使って、PDFを選択した前後にどの通信が発生したか確認できます。
- PDF Geckoの編集画面を開きます。
- F12キーまたはメニューから「開発者ツール」を開き、「Network」を選びます。
- 記録を消去してから、個人情報を含まない検証用PDFを選択します。
- PDF選択後に増えた通信を確認します。ファイル名、Request URL、送信サイズ、Methodなどを見ます。
- ブラウザ拡張機能が独自通信を追加する場合があるため、不明な通信は送信元も確認します。
この確認方法は、ユーザー自身の環境で「何が通信しているか」を切り分けるためのものです。開発者ツールの表示だけで、端末やネットワーク全体の安全性を保証するものではありません。
機密PDFを扱う前に確認すること
| 確認項目 | 理由 |
|---|---|
| 会社・学校の情報管理ルール | ブラウザ処理でも組織が外部Webサービス利用を禁止している場合があります。 |
| 共有端末ではないか | ダウンロード履歴や保存ファイルが他人から見える可能性があります。 |
| ブラウザ拡張機能 | ページ内容へアクセスできる拡張機能が入っている場合があります。 |
| 保存先 | クラウド同期フォルダへ自動保存される設定では、生成後のPDFが別サービスへ同期される場合があります。 |
| 問い合わせ添付 | 不具合確認では実ファイルより、個人情報のない再現用サンプルを優先します。 |
白塗りは機密情報削除ではありません
PDF Geckoの白塗りは、PDF上へ白い矩形を重ねて見た目を隠す編集です。元の文字情報を安全に消す専用の墨消し(redaction)とは異なります。外部共有前に個人情報や秘密情報を完全削除する目的では、白塗りだけに頼らないでください。
関連ページ
セキュリティ、プライバシーポリシー、PDF Geckoの検証方法をあわせて確認してください。